カフェ RobiniaHill│福岡市早良区

RobiniaHill

2015. 12.13.「日曜日午後の朗読と三線のコラボレーション」

12月13日日曜日の午後、RH初の朗読と三線のコラボイベントを開催しました。

以前から公私ともに親しくさせていただいている金井美稚子さんに今回の「朗読会」開催をお願いしたのは数か月前。今年6月に彼女が出演していた「朗読劇十三夜」にお誘いいただき、観劇した公演が素晴らしく、是非RHが再オープンしたあかつきにはRHでも朗読会を開いてほしいとラブコールをしたのでした。普段から司会、ナレーション、タップダンスほか舞台などの活動をされていることは知ってはいましたが、金井さんが出演しているものを拝見するたびに新たな一面を見せてくれる素敵な女性です。

今回は12月ということもあってハンス・クリスチャン・アンデルセン作の「モミの木」(小宮由訳)を朗読くれました。

金井美稚子 「モミの木」朗読

金井美稚子 「モミの木」朗読

アンデルセンの「モミの木」・・・、知っているようで実はどんな内容だったか覚えていない、そもそも読んでいなかったと思われる私はリハのときにじっくり聴かせていただきました。なんて悲しいお話・・・。違う世界を憧れすぎていた「モミの木」。ここよりもっと楽しい生活、世界があるはず・・・と。実際、立派に成長した「モミの木」は切り倒されて「心地よかった」森を出て、クリスマスの日のために煌びやかに飾られ、「幸せ」な時間(とき)を過ごしますが、そんな時間は一瞬・・・。「モミの木」は最後には・・・。

でも「モミの木」にはちゃんとその「役割」があったのだと思います。それに、今いる「この場所」も「ここにある幸せ」も素晴らしいのだと私たち人間に気づかせてくれる、そんなお話でした。

三線とのコラボイベントということもあり、アンデルセンの後は沖縄の昔話「北谷(ちゃたん)マシジャーと後生(ぐそう)の使い」の朗読。BGMに新垣慶一郎さんの三線。一気に沖縄の雰囲気になりました。

三線奏者の新垣慶一郎さんとのコラボ 沖縄の民話の朗読

 初の試みでしたが、またいつかお二人のコラボが実現したらいいなと思います。

第2部は慶一郎さんの三線ライブ。慶一郎さんにはここが建て替わる前のお店で一度ライブをしていただいたことがあります。

活動の場所を沖縄県内のみならず、福岡、東京、大阪、三重にまで広げいらっしゃるようで、お忙しいなか、RHでのライブを組んでいただきました。相変わらずトークも絶好調で、笑いのある楽しいライブになりました。時折、唄うのを忘れているのではないかと思うくらい・・・。でも一旦唄いはじめるとその表情もきりりっと、また優しく・・・。

次回は「夜バージョン」のライブをお願いしますねー!!

今回ご来場いただきました皆さま、有難うございました。

金井美稚子さんの朗読会は今後もシリーズとして続けていけたらと思っています。どうぞお楽しみに!!

第2部は新垣慶一郎さんの三線ライブ

第2部は新垣慶一郎さんの三線ライブ

 

トークも絶好調!

トークも絶好調!